お手入れが楽で、見た目もきれいなことが魅力的な人工芝。
耐久性のある人工芝を選べば何年もその美しさをたのしむことができます。
でもそれはつまり、冬の間もずっと敷きっぱなしということ。

そこで気になってになってくるのが、
「人工芝は雪に耐えられるのか問題」です！

年に１，2回積もる程度というような地域であればまず心配いらないですが、冬の間はずっと重たい雪が積もったまんまだなんていう地域では心配されるかたも多いのではないでしょうか。
京の芝のある京都では京都市内はほとんど雪は降りませんが北の日本海側にいくとやっぱり積雪地帯になります。

今回はそんな積雪と人工芝についてお話していきたいとおもいます。

1. 人工芝に雪が積もっても大丈夫なのか？
2. 雪の積もる地域で人工芝を選ぶポイントは？
3. 雪の多い地域で人工芝にするメリットは？
4. 人工芝に積もった雪の除雪方法
5. まとめ

 

人工芝に雪が積もっても大丈夫なのか？

結論からお伝えしますと、「人工芝に雪が積もっても大丈夫！」です。

そもそも屋外用に作られているものなので、耐久性はとても高いです。
特に数センチ程度の積雪であれば全く問題なく、自然に溶けるまで待てば大丈夫です。

ただ何か月も雪が積もったまんまになるような地域では注意が必要で
やはり雪が降らない地域に比べると人工芝に負担がかかってしまうのは事実です。
その場合は雪かきなどをしていただいたほうがいいです。

雪かきの方法は後ほど紹介します。

 

雪の積もる地域で人工芝を選ぶポイントは？

積雪地帯の方が人工芝を選ぶときのポイントをご紹介します。

1. なるべく丈夫な人工芝選ぶ
2. 透水穴などがあり、水はけがよし人工芝を選ぶ
3. 水はけのよい下地にしておく

 

なるべく丈夫な人工芝を選ぶ

多くの方にとっては「丈夫な人工芝ってどうしたらわかるの？」という疑問が浮かんでくると思いますが、第一にみてほしいのは材質です。
まず芝葉の材質は「ポリエチレンまたはポリプロピレン」を選んでください。ナイロン素材だと劣化が早く不向きです。
次に基布と言われる人工芝の裏側に「ポリウレタン加工」がされているかもチェックしてください。
ポリウレタン加工されているものは、耐久性が高く四季の寒暖差にも耐えられます。合成ゴムのものは裂ける可能性があるのでNGです。

 

透水穴など水はけが良くなるよう対策がされている

人工芝は濡れたままだと傷みやすいので、透水性が高いものが良いです。
特に雪国では、溶けた雪がうまく排水されないとずっと濡れたままですし、雪かきの時に水を撒くことができません。
ですので、透水性が高い人工芝を選びましょう。

具体的には、人工芝の裏面に透水穴があるもの、透水穴の間隔が狭いもの（穴がたくさんあるもの）がおすすめですよ！

 

水はけのよい下地にしておく

これは雪に限らず雨の場合にも言えることですが、下地がボコボコだったり水はけが悪いと水たまりができてしまい人工芝にとってはよくないです。しっかりと整地をおこない、水はけのよい地盤を整えましょう。よほど自信がある場合を除いてDIYする場合も、下地作りは専門業者に任せるのがおすすめです。

 

雪の多い地域で人工芝にするメリットとは？

 

雪の少ない地域では人工芝をしくデメリットはなさそうですが、雪の多い地域では人工芝が少し傷みやすいというのは考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そこで人工芝ならではの積雪時のメリットをご紹介します。

 

◎お子様も親御さんもうれしい！きれいな雪で遊べる

雪遊びしていても、地面の土が混ざってなんだか汚いなと思ったことはありませんか？
人工芝の場合、表面に土が触れていないのでそもそも土と混ざることがありません。

人工芝の上に積もった雪で遊ぶ場合は土汚れを気にせずに思い切り遊ぶことができます！
靴や洋服が汚れる心配もないので親御さんにとってもうれしいポイントです。

◎メンテナンスが簡単！雪かきも楽ちん！

雪が積もる地域で人工芝が傷みやすいなら天然芝のほうがいいのかと言われれば、そうでもありません。

西洋芝にした場合、長期の積雪時には「雪腐病」にかかってしまう可能性があります。しかも原因は積雪している間に病原菌が増殖してしまうことなので、気づいたときには…なんてことも。
対策としては、積雪前に殺菌剤を撒かなければなりません。

また、これは雪の積もる地域のお客様から聞いたお話になりますが、地面が土や砂利と比べると人工芝のほうが雪かきが楽ちんになったとのことでした。
雪と人工芝の境目がわかりやすいため、スピードよくざくざく進むので雪かきの時間が短く済んだとお喜びの声をいただきました。

 

人工芝に積もった雪の除雪方法

 

最後に人工芝の上に積もった雪の除雪方法をご紹介します。

用意するものは雪かき用のスコップとホースのみです。

雪かきの要領は土や砂利の場合と同じですが、はじめにあまり深くスコップをいれてしまうと人工芝を傷めてしまうかもしれないので、どれくらいの高さがつもってるかはじめは様子をみつつ、後からザクザクと進めていくのがいいと思います。
だいたいの除雪が済んだら、残っている雪はホースで流してしまいましょう。下地が土ならできないことですが人工芝なら土が流れる心配がないので大丈夫です。

人工芝が凍ることはありませんが、流した水が凍る可能性があるので十分に気を付けて作業するようにしてくださいね。

 

人工芝は雪が降る地域にこそおすすめ

 

雪が数センチ積もる程度なら全く問題なく人工芝をしいていただけます。
また豪雪地域でも、天然芝の品種選びやメンテナンスを考えると人工芝のほうがお手入れも管理も楽なことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

一年中緑の楽しめる人工芝をぜひご自宅のお庭に取り入れてみてはいかがでしょうか？

 

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