人工芝のメリットとデメリット!天然芝との違いは?
2023.11.09
人工芝と天然芝の特徴
景観のために庭を青々とした芝生で埋め尽くしたい、子どもやペットが安全に遊べるようなお庭にしたいなど、様々な理由で芝生の導入を検討する人は多いと思います。その場合、まずは天然芝にするか人工芝にするかの2択を迫られることとなりますが、それを決定するにはそれぞれの特徴を知る必要がありますね。
まず天然芝は言うまでもなく生きている植物なので、適切な状態を保つには定期的なメンテナンスが必要。植物を育てるのと同じです。それに対して人工芝は汚れたら掃除をする以外にメンテナンスの必要がありません。「でも人工芝って見た目が安っぽかったり、手触りが硬くてとても作り物ぽかったりするんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかと思います。かつては手触りや見た目に問題があった人工芝も、今では天然芝と区別がつかないほど高品質なものがたくさん開発されています。ではそれぞれのメリットとデメリットを詳しく見てみましょう。
人工芝のメリットとデメリット
◎人工芝のメリット
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・芝刈りや肥料やりなどのメンテナンスが不要
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・泥よごれを気にしないでいいので、雨のあとや水遊びにも最適
・雑草が生えづらくなるので、虫がわくのも抑えられる
×人工芝のデメリット
- ・下が土の場合は特に施工業者選びが仕上がりの見た目や人工芝の劣化を左右する
- ・施工費用が天然芝よりも比較的高額である
人工芝最大のメリットというと多くの人がメンテ不要である点を挙げると思いますが、実は雑草が生えず水はけも良いため清潔で安全性が高いという点も大きなメリットです。また、最近の人工芝は天然芝以上にクッション性が高く、手触りもフワフワなものが増えているため、子どもが寝転んでも安心で怪我の防止にもなります。
最も注意すべきはしっかりした施工業者を選ぶことで、特に整地作業がいい加減だと、見た目の仕上がりにも影響しますし、水はけが悪くカビが生えたり害虫の原因になったりと、せっかくの人工芝のメリットがなくなってしまいます。
天然芝のメリットとデメリット
◎天然芝のメリット
- ・四季や日差しによって変わる表情を楽しめる
- ・自然の植物特有の香りを楽しめる
- ・施工費用が人工芝よりも安い
×天然芝のデメリット
- ・芝刈りや雑草以外が生えてきた場合の草むしりが必要
- ・美しい状態に保つためには肥料をやるなどガーデニングの知識が必要
- ・冬は枯れて茶色くくすんだ状態になってしまう
天然芝を庭やベランダに敷く最大のメリットは、やはり本物の自然のそばで暮らせるという点でしょう。冬枯れは必ずあるので年中青々とした状態というわけにはいきませんが、それも含めて四季折々の表情を楽しめます。また施工費用が比較的安いのも魅力ですね。ただし、自然の植物を育てるのと同じように芝を育てるにはそれなりの手間がかかること、そして美しい状態を保つには技術が必要であることは承知しておかなければなりません。それを含めて楽しみたいという人には天然芝がおすすめです。
人工芝と天然芝の比較
人工芝 | 天然芝 | |
メンテナンス | 基本的に不要。汚れたら掃除機をかけたり雑巾で拭いたり水を流したりして掃除する。 | 日々の水やりと芝以外の草取りに加え、定期的な草刈りと年に3回ほど肥料やりが必要。 |
耐用年数 | ホームセンターで買えるものは2年~5年、専門業者が販売している高品質なもので10年ほど。 | 自然の植物なので手入れによって何十年も持つ場合もあれば、数年で枯れてしまう場合もある。 |
費用 | 業者に依頼した場合は1㎡あたり1万円前後。DIYでは材料費のみのため、さらにコストダウン可能。メンテナンスコストはほぼかからない。 | 材料費は10㎡あたり5,000円程度。定期的な肥料費など継続的なメンテナンスコストがかかる。 |
水はけ | 底面に穴が均一に空いているため人工芝自体の水はけはよい。人工芝を敷設する下地作りが重要。 | 芝生を敷いた土壌の水はけの良し悪しに左右される。日陰では水はけの悪い場所だと根腐れする場合もある。 |
外観 | 高品質なものだと従来の人工芝特有のテカテカ感もなく、1年中青々した美しい状態を保てる。 | 四季の移り変わりによって変化する表情を楽しめる。外観の美しさは手入れ技術によるところが大きい。 |
いかがでしたでしょうか?
ご自身のライフスタイルにあわせて、より快適なほうを選んでくださいね。
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